心のともしび 1日一編の法話

2022-05-24 09:07:00

 仏教で徳慈悲の心の実践には四つの項目があります。

1 人に施しをする行為

2 優しい言葉をかける行為

3 人に利益を与え救済しようとする行為

4 相手の立場で考える行為

の四つです。 これらの実践には、人に善をなす者は自分を益する者で、安らかな幸福感が得られるという不思議があります。

「相手と共に分かち合う喜びと、共に悲しみ悲しみ分かち合る苦しみ」これが慈悲なのです。

 

IMG_2376.jpg

2022-05-23 10:48:00

 人に物を施し恵ことを布施といいますが、布施には「財施(ざいせ)」「法施(ほうせ)」「無畏施(むいせ)」の三施があります。
 人を笑顔で迎えるのも情けを施すことも布施なのです。
いたわりのある言葉で喜びを分かち合えば、必ずよい報いが返ってきます。 お彼岸には、実践修行の一つである布施行の意味を考え、精進功徳を積みましょう。

 

IMG_2376.jpg

2022-05-22 08:17:00

 人は一生のうち誰しも一度や二度の不思議な霊的体験をします。 現在の家や家族の盛衰を先祖の往生日往生と結びつけて語ることもよくあります。

最近の新聞雑誌に無縁墓が急激に増え、霊がさ迷っているとありました。墓を無用と考える人、墓を縁にして信仰に生きる人、人の生きざまは様々ですが、
自分を育ててくれた両親はじめ故人、先祖様を偲び、今日ある永遠の生命を感じとるとき、先祖様へび思いは募るものです。
 無縁仏(餓鬼仏)の祖霊をおまつりし、その冥福を祈るお盆行事に参加し、無縁仏にならぬよう家族の安泰を願いましょう。

 

IMG_2376.jpg

 

2022-05-21 08:04:00

 物を見る働きをする目(眼)は、さまざまな様相を表します。
「目が物を言う」 「目から鱗」 目には目を」 「目の敵」 「目の正月」 「目の毒」 「目は口ほどに」 「目を盗む」 「目を奪う」
「目を肥やす」 「目を皿に」 「目を開く」 など、目については多くの云いまわしがあります。

仏様は、半眼といって「目をなかば開きなかば閉じている目」をしておられますが、これは外を正しく見るだけでなく心の内を振り返り考える、ということを表しているのです。
物事を正しく見る目と自己反省する菩薩の半眼に近づきたいものです。

 

IMG_2376.jpg

2022-05-20 09:10:00

 心に苦しみごとを持っていると隠そうとしても自然に顔色や行為に現れます。過去にばかりとらわれていると先のことが見えません。
苦しいと思うのは頑張っている証拠。 死ぬ有機があれば、生きる勇気もあるはず。 死んだら苦しみは終わるが喜びも終わりです。

一回きりの人生を喜び、今を大切に前に進むことだけを考えれば苦しみは必ず晴れます。
仏様が見ておられるから大丈夫。必ず晴れるから大丈夫!!

IMG_2376.jpg