心のともしび 1日一編の法話

2022-09-30 23:47:00

 仏教で戒めていることに「驕慢(きょうまん)」があります。
驕慢 慢心とはおごり高ぶりほかに勝たんとる心です。
 これは多かれ少なかれ、内在する人間の大きな欠点といわれ、他人の長所や美点、善行や美徳の話には耳を覆い、悪事や醜聞の噂には聞き耳を立て、劣れるものを見下して快心を覚え、勝れるものには欠点を探して嫉妬するなどのことです。

 「君子は人の美を成して人の悪を成さず、小人は之に反す」(論語)
日常、手近に多くみられる驕慢の心を捨て、人の美を成して人の悪を成さずの戒めを教訓として邁進したいものです。

 

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2022-09-30 23:38:00

 仏教で戒めていることに「驕慢(きょうまん)」があります。
驕慢 慢心とはおごり高ぶりほかに勝たんとる心です。
 これは多かれ少なかれ、内在する人間の大きな欠点といわれ、他人の長所や美点、善行や美徳の話には耳を覆い、悪事や醜聞の噂には聞き耳を立て、劣れるものを見下して快心を覚え、勝れるものには欠点を探して嫉妬するなどのことです。

 「君子は人の美を成して人の悪を成さず、小人は之に反す」(論語)
日常、手近に多くみられる驕慢の心を捨て、人の美を成して人の悪を成さずの戒めを教訓として邁進したいものです。

 

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2022-09-29 10:35:00

 伊達政宗公の草履取りに平四郎という青年がいました。
忠実な彼は正宗公の履く下駄を懐で温めて差し出したところ「下駄の温かさは汝の尻に敷きし為、無礼物め」と下駄で眉間を割られ深い傷を受けました。

 あまりの仕打ちに彼は出家してこの怨みをはらすべく、仏書をあさり学識を深め人格を錬磨、星霜二十年彼は高徳僧正名僧となりました。
 唯々怨みを晴らさん為の難行苦行の中で彼の復讐心は消え、自分が僧正になれたのは怨敵のおかげとっ感謝すれば、正宗公も過去の罪障の赦しを乞い、偏に僧正に詫びたといいます。

 お互い相敬って、怨恨争い、誹謗をしてはならないという仏の教えです。

 

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2022-09-28 10:49:00

 何事も自分のことのみを考える人の多い世の中にあって、人の歓びを歓びとし、人の悲しみを悲しみとする生活に徹することは努力がいります。
 人に思いやりをすれば、必ず回り回って帰って来るという因縁の法則は、人のためではなく自分のためでもあるといいます。

 しかし世間には善事をしても恵まれず、悪事をしても恵まれている人が沢山います。
善をしても恵まれずとも善事をできた喜びを知る事です。
善がそのまま幸せの果実を結んでいるのです。 相手の気持ちを読みとり人をたてる「心のゆとり」が大切です。

 

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2022-09-25 11:46:00

 「物言えば唇さむし秋の風」(松尾芭蕉)
芭蕉はこの句の前書きに、「人の短を言うなかれおのが長を説くことなかれ」としています。
うっかり吐いた言葉から災いが降りかかることがあります。
 また人の短所を言った後は寂しい気持ちになるの意で、余計なことを言うとじお嫌悪の情に襲われるし、自分に災いを招くことにもなります。
芭蕉はこの句を座右の句として自分の戒めにしていたといいます。

 「口は災いの門(かど)」 「舌は是れ禍の根」「口は災いのもと」「病は口より入り禍は口より出ず」などの諺のように、口にする言葉は慎重にしなければなりません。

 

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