心のともしび 1日一編の法話

2022-09-09 09:18:00

 物事に「間」をおくことは人生に欠かすことのできない生活のリズムです。
間がなければ「間が抜ける」、間がありすぎれば「間延びする」、といったように、生活する上で「間」は大事です。
 しかし、暇がありすぎると人間はつまらぬことに想いをめぐらせて事件を巻き起こすこともあります。
「暇ほど毒なものはない」の諺のように、身近な仕事を探して暇から脱却する構えが必要です。

 

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2022-09-08 10:07:00

 仏教戒律のなかに貪欲があります。
自分の欲するものに執着する欲望は、物だけでなく心においてもおなじです。
人間には人を見下す気持ち、優越感やおごりたかぶる増上慢、謙虚で遠慮深そうに見える自尊心の高い卑下慢など、自我への執着の強いむさぼり行為です。

 また生きていく上だお金は必要ですが、執着し過ぎると金銭は不和を招いたり身を滅ぼすもととなります。
欲の少ない小欲物足で心が正しくなれば喜びの社会となります。

 「起きて半畳 寝て一畳」
足りていると感じられたらそれが幸せなのです。

 

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2022-09-07 09:51:00

 なすべきことをなさずに良い結果だけを望むのは人の根性。
しかし努力すればすべて報われるとは限らず、報われないまま終わってしまうこともあります。

 精進という7のは、ひたむきに励むことで、動かなければ始まりません。
何もせずよい結果を期待しても原因がなければ結果はなく、蒔かぬ種は生えません。

 

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2022-09-06 09:54:00

 親は子のために懸命に働いて財を残し、子はあたりまえと財を使い、孫の代には落ちぶれるという
「親しんぼう(辛抱)子らく(楽)孫こじき(乞食)」という言葉があります。

 親が大きな遺産を残すと、必ずといってよいほど争いが生じます。「財あれば憂え財なければ悩む」となり、
財ある憂いは争いの種。諺に「児孫のために美田を買わず」とあります。
日常経験から生まれた古くから言いならわされた諺は、生活の知恵であり大切な人生の教訓です。

 

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2022-09-05 00:24:00

 暮らしを立てるにはお金を儲けねばなりません。
漢字の「儲」を分解すると「信」と「者」です。
人を「信」じ仕事を「信」じ神仏を「信」でて、ひたすら努力する「者」になれば儲かります。

 しかし、物や金だけではひからびた暮らしになってしまします。 豊かな心に物や金が加えられると何倍もの豊かさになります。
物と心は両輪であり片車輪では進みません。

 物質やお金だけではなく、自然や人を思いやる心が協調されねばならない今の世の中です。

 

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