仏教戒律のなかに貪欲があります。自分の欲するものに執着する欲望は、物だけでなく心においてもおなじです。人間には人を見下す気持ち、優越感やおごりたかぶる増上慢、謙虚で遠慮深そうに見える自尊心の高い卑下慢など、自我への執着の強いむさぼり行為です。
また生きていく上だお金は必要ですが、執着し過ぎると金銭は不和を招いたり身を滅ぼすもととなります。欲の少ない小欲物足で心が正しくなれば喜びの社会となります。
「起きて半畳 寝て一畳」足りていると感じられたらそれが幸せなのです。