心のともしび 1日一編の法話

2022-08-31 11:30:00

論語に「巧言令色(こうげんれいしょく)すくなし仁」とあります。
 巧言とは口先がうまく、うわべだけの愛想のいい言葉や、おべっかの八方美人、令色とは他人の気にいるように媚びへつらう事をいいます。

 世の中には調子よく口先だけの人がいますが、そのような人で仁の道に達した人は少ないのです。

 仁とは他人への思いやりを言います。ともかく口先だけの人には真実味がないのです。長い歳月のふるいにかけられた古典には、
 誠実な生き方が示されています。

 

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2022-08-29 09:19:00

不幸、不運は重なるもので困った状況のときに、悪いことが二度三度と続くのが人生です。
 どんな苦しい目にあっても運命を怨まず、他人をとがめず、考え方や対処のしかたを変えることが大事です。

 「天は自ら助くる者を助く」の慣用句のように、点は奮闘努力する者を助けて幸福を与えてくれるといいます。

 幸福の卦である吉も大吉となると凶につかくなるので、幸運もほどほどに次の幸運の訪れを期待して生きましょう。

 

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2022-08-26 23:39:00

人生の幸せは社会的地位、名誉、財産を得ることと考えている人が多いようです。
 名誉は財産をつかんだとしても長続きするものではなく、それに執着すると欲望は次々と際限なく膨らみ、肥大化が自分を苦しめるという皮肉な結果となるのです。

 人生の幸せの近道は、自己中心の9思いあがりや囚われの心とすて、まっとうに生きることです。

 

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2022-08-26 08:17:00

 俗にいう「岡目八目」。”岡目”は脇からみる、第三者的に見ることを意味し、「傍目八目」とも書きます。
他人のほうが物事の良し悪しをよく見分けることができるという意味です。
 他人の事は手に取る如くよく分かるものであるが、自分んの事となると皆目わかっていないのが人の常です。

自分を知ろうとするのは自分一人の問題であり、自分に打ち勝つことも誰からも邪魔去れることではありません。

 良し悪しを他に向ける前に自分に向け、自らの内なる充実に努めねばなりません。

 

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