心のともしび 1日一編の法話

2022-08-11 10:22:00

 「三界は安きいことなし なお火宅の如し」
と法華経にあります。
 火宅とは「火事で燃えている家」をさし、この三界(シャバ世界)は多くの苦しみに満ちています。
故に苦をば苦とさとり、楽をば楽とひらき、苦楽ともに思いあわせて苦難にぶつかっていけば、必ず道は開けます。
 諺に「当たって砕けよ」とあります。逃げては駄目。
全力でぶつかることが大切です。

 

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2022-08-10 12:26:00

 病気には三つの功徳があります。

一・生命の自覚

二・自然と人生に対するこまやかな愛情の覚醒

三・祈らんと思い立つ心の湧くこと

 

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2022-08-09 10:29:00

 仏教が大衆仏教としてさまざまな分野で影響を与えるようにのは、平安時代後期から鎌倉時代初期、この時代に三つの流れとして創立されたのが
「浄土と禅と日蓮」これらの修業を一つの行いに絞ったのが浄土教の「念仏」、禅の「座禅」、日蓮の「唱題」でした。

 大衆仏教はこれ等の実践によって急速に庶民に浸透して現在に至っています。
日蓮聖人の主張された「唱題」は、法華経に帰依し御題目を唱えれば先祖は子孫の供養によって成仏できるというのです。

 一切の物事は因縁や縁が寄り集まって成立している「因縁生起」でこれが仏教の根本思想です。

 

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2022-08-08 11:09:00

人間には前世・現世・来世の三世があります。
特に前世の善悪の業によって不幸な状態、不遇な巡り合わせで現世で苦しむ人、反対に幸せな人…。
 人力で葉どうすることもできないい三世にわたる因果を仏教は説きます。

 川に水がなかったら魚は住むべきところなく、山に樹木がなかったら、飛ぶ鳥の休むところなく、人もよるべき父母がなかったら生きるすべもなく…。
 たった一度しかない人生を平穏に過ごすには沢山の恩恵を知り、よい人間関係を持つこと。そのためには身と口を律する現世の修業をせねばなりません。

 

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2022-08-07 10:35:00

 自分の思いや考えをうまく伝えず逆の受け取り方をされて後悔、反省することがあります。
顔も見たくない、話しもしたくない人が人生の中であるかもしれませんが不幸なことです。

 「縁無き衆生は度し難し」
いかに仏でも縁のない者は救済しにくいように、人の言を聞き入れない者は救いようがないとおっしゃっています。

 

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