心のともしび 1日一編の法話
昨年末になりますが、私の知人が勤務する会社に営業成績が振るわず最悪の場合は退職を余儀なくされそうな同僚がおりました。
いろいろ悩む彼に私の知人がある言葉を送りました。
「どんと かまえておれば なるようになる 人間腹をくくれば強くなれる」
その後彼は仕事の取り組み方を試行錯誤し、目に見えて頑張り始めたそうです。
そして今日その後の彼のことを知人から知らされてびっくりしました。
1月にかなりの運とやる気に守られて、全体の2位という営業成績をとったそうです。
そして2月になった今日もかなりいい成績をとっているという事です。
営業成績の表示してある壁の前ではにかみながらVサインをしている写真を見せられたら、もう疑う余地はありません。
言葉には確かに力があります。
その人の状況により刺さり方も違うと思いますが、少しでもお役に立てればうれしく思いながら私も長い間掲示看板を描き続けています、そしてその掲示看板がその人の人生の一助になればこれほど嬉しいことはありません。
令和5年があと数時間で終わうとしている。
新しい年への期待をもって、この年の瀬を迎えている方も多いと思います。
歳を重ねる毎に日々の過ぎ去る時間が短く思えるのは、私だけではないはずです。
生きることに慣れすぎてしまい、ただ何となく同じ日々を繰りかえしてはいないだろうか?
若いころの様に経験のしたことのない新しい驚きや感動が少なくなってしまうのは仕方がない事。
しかし、「四恩」を日々意識し、感じながら生きていけば新たな感動や新鮮な驚きを感じる事ができるはずです。
「四恩」とは
〇命を与えてくれた親・先祖の恩
〇師として教導してくれた人の恩
〇国土・環境の恩
〇全ての源である本仏の恩
この四つの恩を常に意識し、新たな一年を迎えたいものですね。
先日私の友人が会社の同僚にある言葉を送りました。
その同僚は営業成績が振るわず、あと数か月ノルマを達成出来なければ退職を余儀なくされる状況でくよくよ悩んでいたそうです。
「どんと かまえておればなるようになる。人間腹をくくれば 強くなれる」
下にあげた私の描いた絵とともにLINEで送ったそうです。
同僚はとても喜んで感激したそうです。
翌日から仕事のやり方を変え、積極的に物事に取り組むようになったらしく、明らかに創意工夫、努力をし始めたそうです。
まだ目に見えて成績が上がったという話は聞いてはいないのですが、本当に嬉しい事です。
時に言葉は人の心に強く刺さります。
大変な力を持つことが出来るのですね。
この同僚の努力が必ず報われる日が来ればいいですね。