仏教で戒めていることに「驕慢(きょうまん)」があります。驕慢 慢心とはおごり高ぶりほかに勝たんとる心です。 これは多かれ少なかれ、内在する人間の大きな欠点といわれ、他人の長所や美点、善行や美徳の話には耳を覆い、悪事や醜聞の噂には聞き耳を立て、劣れるものを見下して快心を覚え、勝れるものには欠点を探して嫉妬するなどのことです。
「君子は人の美を成して人の悪を成さず、小人は之に反す」(論語)日常、手近に多くみられる驕慢の心を捨て、人の美を成して人の悪を成さずの戒めを教訓として邁進したいものです。