物を見る働きをする目(眼)は、さまざまな様相を表します。「目が物を言う」 「目から鱗」 目には目を」 「目の敵」 「目の正月」 「目の毒」 「目は口ほどに」 「目を盗む」 「目を奪う」「目を肥やす」 「目を皿に」 「目を開く」 など、目については多くの云いまわしがあります。
仏様は、半眼といって「目をなかば開きなかば閉じている目」をしておられますが、これは外を正しく見るだけでなく心の内を振り返り考える、ということを表しているのです。物事を正しく見る目と自己反省する菩薩の半眼に近づきたいものです。