心のともしび 1日一編の法話

2022-07-10 09:15:00

 毎日を無事に過ごすことは難しいですが、平凡に淡々と生きぬくことができるなら、それだけでその人は高貴なひとにひとしい生活であるという
「無事是貴人」という言葉があります。 平凡を「不満」とするか「幸福」とするかは人それぞれの心の底にあります。

 「今朝もまた箒(ほうき)とる手の楽しさよ はかなくなりし人にくらべて」
死んでしまった人は庭を掃くことももうできません。それに比べ今朝も庭掃除ができる幸せ、当たり前の中に生きているありがたさを詠んでいます。

「平凡即幸福」で過ごしましょう。

 

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2022-07-09 08:38:00

 定年退職したらやることがなくなり「毎日が退屈だ」という人がいます。
 退屈とは暇でだれること、精進しようとする気持ちをなくし毎日がつまらなく、あきあきすることを言います。

 しかし毎日は繰り返しやってくるように思えても、今日という日は二度と来ません。

 泣いて悲しんでも今日は今日。
 幸せをかみしめるのも今日は今日。
 今日明日に逢うこともできません。

そう考えたら退屈している暇はありません。
この大切な今現在「日々好日」で過ごしたいものです。

 

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2022-07-08 13:09:00

 人は必ずという言葉をよく使います。
「必ず行く」「必ず成功してみせる」「必ずやりとげる」「必ず勝つ」とよく言います。
 「必」という字は心にくさびを打ち込み堅固な土台を作り、しっかりしたものにした漢字だといいます。

 間違いなく、きっと、確かにという意味をもつ「必ず…」のためにも、今なすべき正しい行動を心に思い念じれば
必ず花開く道が待っています。

 

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2022-07-07 11:39:00

 何事をするにも他人が一回でできることなら自分は百回、他人が十回でできることなら自分は千回繰り返す努力をしとやり遂げる。そのような努力を惜しまなければ、たとえ人より能力が劣っていても強者になれます。

 努力が大事なことはわかっていても実行するのは難しい、しかし努力あるのみです。

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2022-07-06 09:29:00

 「人間死んだら後は応なるの…」 生きている人間の誰も体験していない問題です。
死後の不安を除くには今の生き方に思いをいたすこと。
何故なら未来は現在の延長線上にあるからです。

 次も人間界に生を受けるように精進努力して今度生まれ変わったときのために、今からでも遅くない、何にでも挑戦してみることです。
人の死は幸か不幸かいつ訪れるかわからないから幸せなのかも知れません。

 死後の不安をのぞくには、今を懸命に生きることです!

 

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