心のともしび 1日一編の法話

2022-07-13 09:28:00

 人間の評価は時と共にあり、立場によって異なるものです。
栄枯盛衰は世の常、地位があがり裕福になればアリが密に群がるように人は集り、落ち目の逆境になると人は冷淡に去っていきます。
そんな時こそ立ち直るよう励まし助力してあげねばなりません。

 「人間がこの世に生まれてくるのには神が生きられるだけの幸福を招くもととなる天分を授けてくれている」と言われます。
「棺(かん)を蓋(おお)いて事定まる」の諺は、人は亡くなったあとにその人の生前の真価が定まるというものです。
溜め込むだけの人生でなく吐くこともしてゆったり長閑に生きることが必要なのです。

 

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2022-07-12 09:41:00

 人間は勝手なもので寒ければ暑い夏がよいと思う。暑ければ寒い冬がよいとおもう。
寒い暑いと思う間に一年が暮れるという無味空白繰り返しをしている人は意外と多いものです。
人は誰でも束の間の存在である自己を省みるとき、正しい眼を持つことは大切です。

 自分の利益や成功ばかりを考え、先を急いで方法を選ばないと大きな失敗を招くことになります。
時の流れは早い! 時を虚しく過ごすことなく仕事に勉学に励みたいものです。

 

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2022-07-11 09:15:00

 やろうと思ったら、ためらわずにすぐ始めましょう。
暦の良し悪し関係なく、やろうと決めたらその日こそが吉日なのです。

 今やらずに後回しにすると、その後のすべてが凶になってしまうことが結構あるので「善は急げ」、
今行動する大切さを強調した諺です。

 明日以降のことは誰も分かりません。今日一日を自分の一生と思って、先のことでの府ワンに怯えずイライラくよくよせず
「今日ただいま」を大事にいきたいものです。

 

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2022-07-10 09:15:00

 毎日を無事に過ごすことは難しいですが、平凡に淡々と生きぬくことができるなら、それだけでその人は高貴なひとにひとしい生活であるという
「無事是貴人」という言葉があります。 平凡を「不満」とするか「幸福」とするかは人それぞれの心の底にあります。

 「今朝もまた箒(ほうき)とる手の楽しさよ はかなくなりし人にくらべて」
死んでしまった人は庭を掃くことももうできません。それに比べ今朝も庭掃除ができる幸せ、当たり前の中に生きているありがたさを詠んでいます。

「平凡即幸福」で過ごしましょう。

 

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2022-07-09 08:38:00

 定年退職したらやることがなくなり「毎日が退屈だ」という人がいます。
 退屈とは暇でだれること、精進しようとする気持ちをなくし毎日がつまらなく、あきあきすることを言います。

 しかし毎日は繰り返しやってくるように思えても、今日という日は二度と来ません。

 泣いて悲しんでも今日は今日。
 幸せをかみしめるのも今日は今日。
 今日明日に逢うこともできません。

そう考えたら退屈している暇はありません。
この大切な今現在「日々好日」で過ごしたいものです。

 

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