心のともしび 1日一編の法話

2022-07-08 13:09:00

 人は必ずという言葉をよく使います。
「必ず行く」「必ず成功してみせる」「必ずやりとげる」「必ず勝つ」とよく言います。
 「必」という字は心にくさびを打ち込み堅固な土台を作り、しっかりしたものにした漢字だといいます。

 間違いなく、きっと、確かにという意味をもつ「必ず…」のためにも、今なすべき正しい行動を心に思い念じれば
必ず花開く道が待っています。

 

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2022-07-07 11:39:00

 何事をするにも他人が一回でできることなら自分は百回、他人が十回でできることなら自分は千回繰り返す努力をしとやり遂げる。そのような努力を惜しまなければ、たとえ人より能力が劣っていても強者になれます。

 努力が大事なことはわかっていても実行するのは難しい、しかし努力あるのみです。

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2022-07-06 09:29:00

 「人間死んだら後は応なるの…」 生きている人間の誰も体験していない問題です。
死後の不安を除くには今の生き方に思いをいたすこと。
何故なら未来は現在の延長線上にあるからです。

 次も人間界に生を受けるように精進努力して今度生まれ変わったときのために、今からでも遅くない、何にでも挑戦してみることです。
人の死は幸か不幸かいつ訪れるかわからないから幸せなのかも知れません。

 死後の不安をのぞくには、今を懸命に生きることです!

 

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2022-07-05 09:03:00

 江戸後期の禅僧歌人でもあった良寛和尚の辞世の句に
「形見として何か残さん春は花 夏ほととぎす秋はもみじ葉」 があります。
自然を友とし、わらべを友として脱俗生活を送られた良寛様。

 人間には自然に回帰しようとする心が常に宿っているといわれます。
現代のあわただしい世の中にあってこうした自然の佇まい、長閑(のどか)さに心のゆとりを戻すことは大切です。

 ゆとりとは余裕があって窮屈でないこと、静かに自分を取り戻す生き方をして神経を休めましょう。

 

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2022-07-04 12:00:00

 「色は匂へど散りぬるを我が世誰ぞ常ならむ有為の奥山今日越えて浅き夢見し酔ひもせず」(いろは歌)

仮名四十七文字からなるbいろは歌は、無常は世の中を脱することの難しさ、人の世の移り変わりの早さ、人の死の早く来ることの命の儚さをうたっています。
有為は仏教語で色々な因縁が和合して生ずる難しさを深山に例えています。

 かつて有能で大いに活躍した優れた人も、年老いれば凡人となってしまうように」昔は昔、今日は今日」
過去を思わず「今日一日の人生」生きましょう。

 

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