江戸後期の禅僧歌人でもあった良寛和尚の辞世の句に「形見として何か残さん春は花 夏ほととぎす秋はもみじ葉」 があります。自然を友とし、わらべを友として脱俗生活を送られた良寛様。
人間には自然に回帰しようとする心が常に宿っているといわれます。現代のあわただしい世の中にあってこうした自然の佇まい、長閑(のどか)さに心のゆとりを戻すことは大切です。
ゆとりとは余裕があって窮屈でないこと、静かに自分を取り戻す生き方をして神経を休めましょう。