心のともしび 1日一編の法話

2022-08-15 10:41:00

 人間は「独り」という深いめざめの中で淋しさを知ります。
 「あなた」は「私」になることはできないのです。
誰一人をして代わってくれる者はいません。生ぜしも一人、死するも一人なり。
 どこにいても私は一人、たった一つの命にめざめた人生。

この「ひとり」の自覚を忘れてはいませんか。

 

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2022-08-14 13:02:00

この世の幸、不幸はより合わせた縄のように常に入れ変わりながら変転します。
このことはあらかじめ定まった門から入ってくるのではなく、自らの所業が招くものです。

 死について「朝(あした)ひは紅顔ありて夕べには白骨となる」命は今あると思っていてもいつ終わるか分かりません。
この言葉を頭で分かったつもりで生きています。災害は外からばかり来るとも限りません。 むしろ自分自身の内にあることに気が付きたいものです。

 

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2022-08-13 10:51:00

5月の新緑はすがすがしい。 しかし五月病のときでもあります。
 寝不足からくる神経症的な状態はつらいですが、そういう時期こそ先祖のおかげで今があると、感謝の気持ちになれば道は開けます。

 聖者は悪い友人(悪知識)に恐れよといいます。
私たちを悪い方へ導く悪知識(邪悪な者)をおそれ、善知識(良い方へ導いてくれるよい友人)を求めれば救われるとあります。

 ご先祖様の全知識を信じて、自分の身近にいる良き友人を大切にして生きていきたいものです。

 

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2022-08-12 14:01:00

 人間、病気には勝てません。
病気になったら正しい治療を受け、病気にとらわれず逆らわず同様したいで休むことです。

 ひざを擦りむいても時間がたてば自然に治るように、心の病も同じです。
生きていくのに肉体への栄養は更に必要です。

 心への栄養とは喜び、感謝、感激、感動すること。
その栄養源を時々取り入れて気持ちをゆったりとくつろぐことは大切です。
特に楽しみは心を癒す良薬です。

 一度しかない人生です。心を癒して病を吹き飛ばしましょう。

 

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2022-08-11 10:22:00

 「三界は安きいことなし なお火宅の如し」
と法華経にあります。
 火宅とは「火事で燃えている家」をさし、この三界(シャバ世界)は多くの苦しみに満ちています。
故に苦をば苦とさとり、楽をば楽とひらき、苦楽ともに思いあわせて苦難にぶつかっていけば、必ず道は開けます。
 諺に「当たって砕けよ」とあります。逃げては駄目。
全力でぶつかることが大切です。

 

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