心のともしび 1日一編の法話

2022-08-17 11:26:00

青年は未来を夢み、老人は過去を語るといわれるように、若い人にはそれぞれに希望があり楽しみもあります。
老境に入ると希望も消え去り、見るもの聞くものが悲観の種となって過ぎし時代の愚痴となります。

 凡そ人と生まれて生涯の間、何等の出来事に遭わずして一生を過ごす人はなく、自分の一生を光輝あるものにするには、
苦悩に負けるか打ち勝つかです。

 苦の中に楽を見出し、有限の中に無限を味わうことが大切です。