毎日を無事に過ごすことは難しいですが、平凡に淡々と生きぬくことができるなら、それだけでその人は高貴なひとにひとしい生活であるという「無事是貴人」という言葉があります。 平凡を「不満」とするか「幸福」とするかは人それぞれの心の底にあります。
「今朝もまた箒(ほうき)とる手の楽しさよ はかなくなりし人にくらべて」死んでしまった人は庭を掃くことももうできません。それに比べ今朝も庭掃除ができる幸せ、当たり前の中に生きているありがたさを詠んでいます。
「平凡即幸福」で過ごしましょう。