心のともしび 1日一編の法話

2022-06-19 23:51:00

 人は悲しい時や嬉しい時、物事に感動した時に涙を流します。

 天地自然の恩恵に対する感激が人の心を動かし、ものを愛し人を愛し、天地の動植物を愛することのありがたさを感得できるのです、
この涙こそ、感激の象徴です。

「山川草木悉有成仏(さんせんそうもくしっかいじょうぶつ)」
自然への感謝感激の涙を大切にしたいですね。

 

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2022-06-19 00:07:00

 思慮に欠けると、人は感情に走って怒りを爆発させます。
けんかした者はその理非にかかわらず双方とも負けという、けんかの両成敗は、相手に負けたということではなく
自分自身に打ち勝つことができなかった自分に対する負けです。

 お釈迦様の教えに「怨みのない心は相手の怨みを消すことができる」とあります。

 お互いに傷付け合わず平穏無事で過ごしたいものです。

 

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2022-06-18 08:18:00

 世の中には知らない方がよいこと、しることの不幸があります。
知ればこそ腹も立つが知らなければ仏様のように平穏な境地でいられます。

「聞かぬが仏、見ぬが極楽、無知は幸福」
などの語を転じて 「知らぬが亭主ばかりなり」の川柳のように、当人だけが知らずに平気でいるさまを
あわれみあざけっていう語もあります。

 平穏な境地でいられる「知らぬが花」が幸せですね。

 

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2022-06-16 23:55:00

 山にはいって思いっきり深呼吸をすると気持ちが爽やかになります。

 漢字で書く呼吸の「呼」とは息を吐くことであり呼が先にあるように、吐く息を大切にすることで体内の炭酸ガスを放出し、
より多くの酸素を吸収して人間の持っている偉大な力「自然治癒力」をより強くするといいます。

 相手と自分の調子を合わせることに「呼吸を合わせる」 気持ちがぴったり一つになることを「息(意気)が合う」といいますが、
呼吸は他の人との調和を生む力になるのです。

 

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2022-06-16 09:40:00

 真心をもって他人の過失、欠点を思う時の叱りや忠告は相手に通じます。
しかし感情からの忠告は、自分の心を満足させたい優越感からのものですから相手には伝わりません。
相手のことを心から思っての叱りなのか、自分を満足させたいための自分の都合ばかりでいう忠告なのかよく考えねばなりません。

「馬は川辺に連れて行くことはできても、水を飲みたくない馬に水を飲ませることはできない」
という諺があるように、相手もこともよく考えねばなりません。

 叱りつけてばかりいないで誉めてあげれば、周囲が明るく楽しくなります。

 

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