心のともしび 1日一編の法話

2022-07-15 09:39:00

 人間年を重ねると物忘れが多くなり若者から疎まれます。
「手は振るう、足はよろつく、歯は抜ける、耳は聞こえず、目はうとくなる」
というように機能の衰えはいかんともしがたいものですが、「忘れる力」がついたと善い方向に考えましょう。
長年の経験による判断力に優れている発想の仕方にかえて、自然のままに現れてくる特徴を善い方に発揮する生き方に変えていく心の持ちようが大事です。

 「人の命は無常なり」と聖語にあるように生命のつきるまで。

 

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2022-07-14 10:09:00

 一生の間苦労して立派な行為を積み重ねてきた人でも、たった一つのしくじりでその人の価値が無になってしまうことがあります。

 「終身善を為し一言即(すなわ)ち之を破る」

 人間は善いことをしていると思っていると、いつの間にか自惚れるようになってしくじることがあるという戒めです。
たった一つのしくじりで多年の苦労が無にならないように心に刻んで過ごしましょう。

 

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2022-07-13 09:28:00

 人間の評価は時と共にあり、立場によって異なるものです。
栄枯盛衰は世の常、地位があがり裕福になればアリが密に群がるように人は集り、落ち目の逆境になると人は冷淡に去っていきます。
そんな時こそ立ち直るよう励まし助力してあげねばなりません。

 「人間がこの世に生まれてくるのには神が生きられるだけの幸福を招くもととなる天分を授けてくれている」と言われます。
「棺(かん)を蓋(おお)いて事定まる」の諺は、人は亡くなったあとにその人の生前の真価が定まるというものです。
溜め込むだけの人生でなく吐くこともしてゆったり長閑に生きることが必要なのです。

 

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2022-07-12 09:41:00

 人間は勝手なもので寒ければ暑い夏がよいと思う。暑ければ寒い冬がよいとおもう。
寒い暑いと思う間に一年が暮れるという無味空白繰り返しをしている人は意外と多いものです。
人は誰でも束の間の存在である自己を省みるとき、正しい眼を持つことは大切です。

 自分の利益や成功ばかりを考え、先を急いで方法を選ばないと大きな失敗を招くことになります。
時の流れは早い! 時を虚しく過ごすことなく仕事に勉学に励みたいものです。

 

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2022-07-11 09:15:00

 やろうと思ったら、ためらわずにすぐ始めましょう。
暦の良し悪し関係なく、やろうと決めたらその日こそが吉日なのです。

 今やらずに後回しにすると、その後のすべてが凶になってしまうことが結構あるので「善は急げ」、
今行動する大切さを強調した諺です。

 明日以降のことは誰も分かりません。今日一日を自分の一生と思って、先のことでの府ワンに怯えずイライラくよくよせず
「今日ただいま」を大事にいきたいものです。

 

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