人間年を重ねると物忘れが多くなり若者から疎まれます。「手は振るう、足はよろつく、歯は抜ける、耳は聞こえず、目はうとくなる」というように機能の衰えはいかんともしがたいものですが、「忘れる力」がついたと善い方向に考えましょう。長年の経験による判断力に優れている発想の仕方にかえて、自然のままに現れてくる特徴を善い方に発揮する生き方に変えていく心の持ちようが大事です。
「人の命は無常なり」と聖語にあるように生命のつきるまで。