心のともしび 1日一編の法話

2022-07-21 08:28:00

人間はどこで人に見られているか分かりません。
思いがけないところで声をかけられることがあります。

 壁に耳、天に口、石に耳あり、垣に目あり、耳は壁を伝うなどと言います。

 密談などの洩れやすいことをたとえた 「壁に耳あり障子に目あり」という諺もあります。
人の感情を害さないように注意して円満な日々を送りましょう。

2022-07-19 07:27:00

人には逃れることのできないものが七つあります。
    一・生
    二・老
    三・病
    四・死
    五・罪
    六・禍福
    七・因縁 業

です。業とは作業行為のことで、
善悪の行為の報いが業報となって流転し、いかなる神力をもってもこの流れの中から一歩も出ることは出来ないとお釈迦様はおっしゃっています。

 「汝の過去を知らんと欲せば汝の現在を見よ。汝の未来を知らんと欲せば汝の現在を見よ。」
俯して宿業の深さに目ざめ生きていることの幸せに、感謝!感謝!

2022-07-18 08:40:00

室町中期の禅僧一休禅師のことばに、

「親死ぬ子死ぬ孫死ぬこれあたり前」(順縁
「孫死ぬ子死ぬ親死ぬこりゃ大変」(逆縁)

とあります。これは順縁がいかにめでたいことかを諭されているのです。

 しかし大変な逆縁にあうことで人は仏法を求めるようになり、その逆縁に合掌できるとき、
人の生きる道が開けるのです。

 

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2022-07-17 10:39:00

 地上の存在するすべてのもの、今吐いた息の中に含む酸素や炭素、そのすべてが草木の一部となり、すべてのものと交換し合ってえんとなり、
巡り合る出会いこそが人生の一大事と言われる由縁です。

 昼間の星はみえませんが存在するように、有無にかかわらず、すべてにゆきわたる慈しみの心、それが仏教の慈悲です。

 仏事の習慣が薄れつつある近来、お盆の行事は先祖への感謝と命の大切さを尊ぶ大事な行事です。
是非お盆の行事と先祖供養の縁を結びたいものです。

 

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2022-07-16 09:27:00

 人間は亡くなると七日ごとや一周忌、参回忌など、遺族は年忌供養をします。
故人がこの世で善行できないのでその善を送ってあげる意味から、それを追善供養といいます。
家族の絆を深めます。

 人は誕生日で始まり命日で終わりますが、生も死も不可思議です。
あの世で修行しまたこの世に戻っての繰り返しの途中で一休みもしたい、このことにちなんで室町中期の禅僧宗純はあざなを「一休」としたとあります。

 お釈迦様は死後の世界は「考えるな」と説かれました。先のことを考えずに今日を大切にいきるのが一番の供養となるのおです。

 

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