室町中期の禅僧一休禅師のことばに、
「親死ぬ子死ぬ孫死ぬこれあたり前」(順縁「孫死ぬ子死ぬ親死ぬこりゃ大変」(逆縁)
とあります。これは順縁がいかにめでたいことかを諭されているのです。
しかし大変な逆縁にあうことで人は仏法を求めるようになり、その逆縁に合掌できるとき、人の生きる道が開けるのです。