心のともしび 1日一編の法話
2023-03-17 10:10:00
ここ最近、盛んに報道されていWBC(ワールドベースボールクラッシック)での日本チームの活躍に元気をもらっている方も多いのではないでしょうか?
そこで、侍ジャパンと呼ばれる所以を少し考えてみました。
1700年代初頭に鍋島藩(佐賀県)の家臣が口述して世に広まった「葉隠れ」がまず思い浮かびます。
~武士道というは死ぬことと見つけたり~ の一句が有名です。
しかしこれは死ぬことを強要するのではなく、生死を超えた境地に到達することにより、武士の職分を果たす事が出来るという意味です。
争事の無い江戸時代が半ばに差し掛かると、武士道の精神は、武士から庶民にもいくつかの書物により広がって行ったそうです。
その一つ「可笑記」が説いている武士道の教え
「嘘をつかない」「卑怯な真似はしない」「最後まで誠実に行動する」
などが現在の日本人の精神構造に脈々と流れているような気がします。
あの大谷選手が自分の成績よりチームの勝利を優先させた、まさかのバント!
デットボールを相手バッターに当てた佐々木投手は翌日謝罪のために、相手バッターの宿舎を訪れお菓子をプレゼントし、
また、対戦相手へのリスペクトと感謝を忘れない日本チームの謙虚な態度など。
同じ日本人として誇らしささえ感じるのは決して、私だけではないはずです。