心のともしび 1日一編の法話

2023-03-14 11:03:00

つい先日まで寒い寒いといい、身を縮めて歩いていた事が嘘のように暖かい今日この頃、桜の開花宣言も間近です。 
日蓮聖人が残した書簡の中に、上記のようなに「桜」に関する記述があります。
 寒く厳しい冬を乗り越え、武骨な枝から可憐な花を咲かせる桜のように、人の心の中には仏の心が宿っている。
だからこそ、仏の心に触れながら、地に足をつけ辛いことを乗り越えてこそ幸せがある。

 日本には古くから生活の中に仏の教えが息づいています。
我々日本人がこれほど桜の花に魅了されるのは、桜の花の潔さ・可憐さ・強さ等によるものでしょう。
コロナ感染症により長い外出制限下にあった状況でも、毎年桜の花は変らず咲いていました。
行動制限が緩和された今年の桜は、きっと私たちの心に感動を与えてくれると思います。