心のともしび 1日一編の法話
2022-12-25 16:06:00
人間の本来の姿は「善」か「悪」という審議は古来から哲学者や教育者が論じあってきた永遠のテーマです。
中国の戦国時代の儒学者「孟子」が説いた人間は生まれながらにして「善」であるという性善説
それに対して「性悪説」というものがある。
誰もが一度は聞いた事があるだろう。
性悪説というのは、悪事を働くという「悪」ではなく、弱い存在という意味です。
人間は弱い存在であるから、様々な誘惑に負けてしまう事がある、しかし後の努力により善に変わることが出来るという考え方です。
すべての人が「善」であれば警察や法律はいりません。 「悪」であっても努力次第で善になるのであれば結局は「善」の種を持っているという事です。
堂々巡りの思考を繰り返すばかりです。
”善いことをして人にひけらかすのは既に悪であり、悪事を働いても心から後悔の気持ちがあれば既に善である・・・。”