心のともしび 1日一編の法話

2022-11-19 11:54:00

 中心的信徒の一人である四条金吾に宛てた手紙の中で日蓮聖人が示した言葉です。
蔵の中に眠っている宝より身体の健康が大事である、しかしそれよりも大事な一番の宝物は豊かな心である。という意味です。

 物欲を追求し沢山のお金や土地を手に入れたとしても、死ぬときには持って行けません。
亡くなった親の財産を巡り、兄弟・親戚同士が醜い争いをし裁判沙汰になるという事例をよく耳にしますよね。
勿論、日々生きていく為にお金は必要です、が、それよりも美しいものを美しいと思い、相手を思いやる心。豊かな心が一番の宝物である。
 殺伐としたニュースばかりの今の世の中であるからこそ、この日蓮聖人の言葉には深くうなずけるものがあります。

私の個人的な感想なのですが、スポーツの世界でも、一流選手と言われる人は皆心の豊かさを持っているように感じます。