心のともしび 1日一編の法話

2022-11-10 09:13:00

 上記の文章は、日蓮聖人が中心的信徒であった四条金吾に向けてたしなめた言葉です。
金吾は同僚の讒言によって、領地替えという重い処分を受けてしまいました、新しい領地は依然の領地に比べて、へんぴな場所であり、かなりの不満を持っていました。

 「悪いところであり、良いところが少しもないなどと言えば、天にも人にも見捨てられてしまいまよ、主君に対して悪いところ悪いところと言うべきではありません。むしろ良きところ良きところと言いなさい、そうすれば新たに領地を授かるかもしれませんよ。」 

 私事ですが、過去に数回土地勘もない場所に転居したことがあります、確かに環境が変わるとなれた場所、以前住んでいた所と比較し不平不満を抱きがちです。
しかし、その土地の(環境)のいい部分を考え、感謝するべきだと思います。
そのように生活すれば、また違う新たな根をはりたくましく生きていくことができるのです。
 『住めばみやこ』ですね。