心のともしび 1日一編の法話

2022-11-06 10:36:00

 伊豆から鎌倉へ戻った日蓮聖人はある信徒から 「どのように法華経を修行すればよいか?」と聞かれてこのように答えています。
”奢りや高ぶり・思ったようにならないからといって怒る気持ちをまず捨てなさい。そしてただ教えを信じ、実践しなさい”
という意味です。

 現在の世知辛い競争社会で誰かを蹴落とし、出世や名誉を手に入れたとしても、短い人生の中ではひとときの飾りにすぎません。
我を通して誰かと闘っても相手を傷つけるだけ、自分自身にも必ず将来の苦悩となってしまいます。
家族・友達・他人のためにどれだけのことが出来たか・・・これがささやかでも自分自身の「心の宝物」であり功徳を積むことになります。

 今日も出来る事から頑張って始めましょう!