心のともしび 1日一編の法話
2022-11-02 12:27:00
日蓮聖人はこの言葉の前に、人が最も恐れる事は火炎に包まれること、刀剣に怯える事 死ぬこと・・・であるという意味の事を言っておられます。
つまり、「人間の命ほど大切な物はないのに、取るに足らない世間のことで大事な命を失うひとは多い、仏法のために大切な命を失うのは難しい」という事です。
確かに最近毎日のよう報道されている戦争によって若い命が失われています。 徴兵されて亡くなる兵士は決して自分の意志によって戦地に赴いたものではないのです。
殆どの兵士たちは平和を望み、戦争に意義を見出せないまま、尊い命を散らせています。 かつて日本でも同じような悲惨な戦争で多くの若者が亡くなりました。本当に悲しいことです。
先日の韓国でもハロウィンでの人込みでの事故、インドでのつり橋の崩落事故 本当に沢山の惨劇が起こっている昨今、自分の身にいつ何が起こるか分かりません。
だからこそ、自身の楽しみや、生きがい、全力を注げる何かを見つける事が限り有る人生を豊かにすることになるのです。