心のともしび 1日一編の法話

2022-10-14 10:25:00

 鬼子母には千人の子がいました。その子どもたちを育てるため、人間の子の命を奪いました。
お釈迦様は鬼子母の末っ子を隠し、彼女は初めて奪われた母の悲しみを知り、懺悔して「すべての子を守ろう」と誓願します。
 子供の成長と安全を祈るこのお祭りは、地域の子どもを守る行事です。
 鬼子母神は懐に赤子を抱き手には「ざくろ」を持ちます。ざくろには沢山の実があり、それを守る外皮の堅牢さに子を守る彼女の誓願が表象されています。

 「子授け」「子育て」「病魔退散」に力を貸してくれる鬼子母神様。茶席の「水無月」は病魔退散「魔除け」のお菓子です。

 

IMG_2376.jpg