春、山々に咲いた花は華麗な文様を織りだした錦のように咲き競っています。 桜の花は「三日見ぬ間の桜かな」のたとえのように散るのもあっという間です。人々がsakuraを謳歌するのも、生滅、変化し移りかわり滅びゆくものの美しさ、無心に咲き散りゆく美しさに魅力を感じるのです。
「みわたせば柳桜をこきまぜて 都ぞ春の錦なりける」(古今和歌集)
古来、花王と称せられ花といえば「さくら」、日本の国花である桜を大事にしていきたいものです。