心のともしび 1日一編の法話

2022-10-08 08:52:00

 いくつになっても新年を迎え祝うことは心持が新しくさわやかな気分となります。
用明天皇の皇子聖徳太子は、深く仏教に帰依され仏教興隆に尽力されました。
 あらゆる差別を超え争いを捨て、幸せに生きるという理念を仏教思想の中に見出された太子の「和を以て貴しとなす」の御言葉は現代社会の課題です。
「和」とはおだやかなこと、なごやかな、のどかなこと、このような生活を持ち続けるためには「和」こそ人生のよりどころです。

 「さしのぼる朝日のごとくさわやかに 持たまほしきは心なりけり」(明治天皇御製)

新年の、朝日の如くさわやかな心を持ち続け、一年を過ごしたいものです。

 

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