「定めなき世にも若きはたのみあり 只ごにかくに老いの身ぞ憂(う)き」 (古歌)若いひとにはそれぞれ希望や楽しみの花があるが老境に入ると希望や楽しみが消え、憂いの身の愚痴があります。青年は未来を夢み、老人は過去を語るといわれます。
仏教の本来の「諦める」は、今の状態が悪ければその原因をあきらかに見極め、正しい道にはずれることなく今の状態を受けいれ、あきらめるということが大事と教えています。