慳悋というのは欲が深く人に与えることをしない物おしみをする心をいい、貪欲は自分の欲しい物に執着して非常に欲の深い心のこと。
貪る心があれば必ず惜しむ心は伴うもので、それは財産、地位、名誉などすでに得たものは如何にして失うまいと思うのが人の常であり、この念の強さで世間の争いの絶え間はありません。 生きていく上で欲は必要ですが、必要以上の貪りの心は豊かな生活をさせてくれません。
「蔵の財(たから)より身の財すぐれたり、身の財より心の財第一なり」(日蓮聖人)