人間の価値は容姿や年齢や金や持ち物ではかれるのではなく、本人の受け入れる度量の多少によるといいます。大きな器はつまらぬことに拘泥(こうでい)しないが、小さな器は目先の事にとらわれます。
私たちは毎日の生活に慣れてしまうと愚痴や不平不満を言うようになります。ことがはかどらず苦しんでいる時には、自分以上の苦痛に耐えている人を思い起こすことによって慰められ勇気づけられるものです。
古歌に「雨もよし風も又よし世の中は、よいことばかりなしと思えば」
とあります。