世間では仏壇の掃除、線香、膳のあげさげをよく行う人を信仰深いとか信仰心があるといいますが、この人はただ先祖に感謝御礼を表現しているのです。 私たちが信仰する対象は絶対に信頼できるものでなければなりません。
信仰とはお釈迦さまの教えを心の底から信じ、お釈迦様に身も心も捧げるという敬いの心をいうのです。
信仰する者にとって最も悪いことは増上慢(ぞうじょうまん)です。 人前で最もらしい口をきいたり、自分こそ信仰心が強いのだと形の上だけで主張し、内心適当にやっているにすぎないなどは、釈迦さまはお見通しです
いつも反省し修行する「ひかえめ」な心構えこそが信仰する者の態度です。