善事をししめ悪事をこらしめることを勧善懲悪と言います。法律では悪には罰則という教育があり「罪を憎んで人を憎まず」の精神のもと、真人間に立ち返れば罪は軽減されます。仏教では人は皆、仏性を持っている仏の子、罪を心から懺悔(神仏の前で許しを請う)すれば救いの手がさしのべられ、苦しみの世界にいながらも心穏やかに過ごせるというのです。 恨みつらみがあっても、恩徳の心をもって報いることで苦しみをなくしてしまうのではなく、それを乗り越えることが大事です。