心のともしび 1日一編の法話
2022-05-12 01:35:00
仏教は古く難しくて、ちまたでは縁遠いものという言葉をよく耳にするのは、今に始まった事ではありません。各お寺では掲示伝言板を設置して、分かりやすく仏教の意味を伝え、人々の生活に生かせるように努めています。
私も、折々に出会った風物、行事、悩みごと、人間模様などから、思いつくことを長年掲示して参りました。
それをこの一冊にまとめてみました。
古い時代から、私たちの先祖が残した経験や体験は、人間生活の中から自然と発声した教訓であり、短くまとめた言葉には無駄のない深い味わいのある人生教訓がふくまれ、、現代に置き換えて考えてみても、大いに活用される尊いものばかりです。
時代の豊かさの中で、人生の美しさに眼を向け、美しく積極的に日々の努力で前進する事が現代を生きる道であり、この冊子が現代人の心の癒しの一助となる事が出来ればこんな幸せはありません。
仏教の難しさを葬り去らないで、人生意気に感じて日々精進されることを心より願うものです。 合掌
住職 中山 浄敬